【問題発覚編】クロネコヤマト B2 CSV Exporter for WooCommerceで追跡番号をメールに挿入できない?

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  公開日:2021年2月16日  最終更新日:2021年2月16日

クロネコヤマト B2 CSV Exporter for WooCommerceプラグインをインストールすると、注文情報詳細画面に追跡番号と発送日を登録するボックスが表示されます。

追跡番号等の入力場所

ここに発送伝票記載の追跡番号を登録して、ステータスを「完了」に変更、更新ボタンを押すと、送信された発送完了メールに配送情報が記載……されない問題についてです。

ちなみに、発送完了メール自体は正常に送信されます。

2021年2月16日現在、プラグインのバージョンは1.1.10です。

このプラグインの本家機能としてはクロネコヤマトの[B2]システムとの連携ですが、オマケ機能とは言え使えないのは困りますね。
いえ、すみません。正確には『使えます』。

問題の発覚

今回問題はお客様からのお問い合わせにて発覚したのですが、発生には少々条件があります。また、弊社でWordPressおよびWooCommerceを導入したお客様ではないので、お問い合わせいただくまでこの現象には気づきませんでした。

発生条件

発生条件は至ってシンプルです。

  • ステータス「完了」への変更
  • 追跡番号、および発送予定日の登録

この2つを同時に行うと発送完了メールに配送情報が記載されません。
もちろん、追跡番号、および発送予定日の登録前にステータスを「完了」に変更した場合も配送情報は記載されません。当たり前ですね。情報がないのですから。

つまり、この問題を発生させない運用手順としては、「ステータス変更前に追跡番号、および発送予定日の登録」。
その後改めて、ステータスを「完了」に変更することで、この問題は起こりません。
運用の流れとしては理解できます。
考えられる運用フローは以下の通り。

  1. 発送前に発送伝票を記載
  2. 伝票を配送物に貼り付け
  3. 追跡番号をシステムに登録
  4. 店舗、または集荷にて荷物預け
  5. ステータスを「完了」に変更

ですが!

現場としては3番と5番はまとめてやりたくないですか?
システム触ったり1回で済ませたいですよね?
集荷を依頼すれば、集荷を依頼した本人がいなくても別のスタッフが対応もしてくれるでしょう。
スタッフ心の声:集荷を依頼すれば、実質発送完了したようなものでしょう!?

事実、お問い合わせいただいたお客様もこの別々フローは手間だし、操作感覚として「追跡番号を入力したのに、配送情報が記載されないのは想定できない」という感覚。
システムとしてUXが低いという判断になります。

次回「解決&解説編」

プラグインコードを覗いてみて、問題発生点と解決策が分かったので次回その対応と解説をしたいと思います。